2010年3月18日木曜日

地域医療を考えるシンポジウム

直前の記載になって実に申し訳ない気もするが、当教室の研究会にも参加している井階先生も参加しておられる地域医療を考えるシンポジウムが来週3月22日の月曜日に福井駅前のアオッサで開催される。
医療崩壊という単語を聞く様になって久しく、政権交代前には既に自民党も無視できない状況となり、政権交代後民主党からも様々なアイデアが出されているようであるが、なかなか本当に現実が改善されているかというと難しい問題が山積しているのが実情である。そのような中で欠かせない意識が、やはり医療の主体は「患者」さんであるということだ。本当に病気でつらく、困っているのは患者さんで、おそらくその次にお困りなのがその家族だろう。中心はどこまでいってもそこであり、医療や介護の専門家は、専門家としてそれらを手助けはするし、その手助けこそが本分であり、本懐なのだが、残念ながら専門家の側も神仏ではない人間なので「救う」ことは難しい。そういう意味でやはり患者となる地域の方に医療というものを知ってもらう必要があり、このようなシンポジウムは非常に今後の日本の医療の再生のために大事なことである。
今回は現在の福井の地域医療を担っている先生とともに、非医療者の側として医療を支えようとしておられる県立柏原病院小児科を守る会の足立智和さんにも来ていただいており、お時間のある人には是非参加していただきたい。

たろう

0 件のコメント:

コメントを投稿