2010年5月29日土曜日

第83回日本産業衛生学会終了

昨日までの三日間で第83回日本産業衛生学会が終了しました。やはり大きなイベントであるため細かい問題はいろいろあり、良いことばかりとはいきませんでしたが、学会そのものは多数のご協力いただいた先生方、参加者の皆さま、また運営の方々のおかげで、胸を張って成功したといえる盛況ぶりで、日下教授筆頭に環境保健学教室の一同喜びとともに皆様に感謝しております。
私が個人的に記憶している概算では学会参加者が実に2400名も集まり、会場によっては立ち見も出てしまうほどでした。また懇親会も多数の人が集まり500名近い方の参加をいただきました。
まだ本日特別研修会がありますので最後のひと頑張りした後に、一休みしてから、また写真とともに振り返って総括して投稿したいと思います。

たろう

2010年5月26日水曜日

総会開始

とうとう産業衛生学会総会開始
大前先生よりご挨拶いただく

2010年5月25日火曜日

学会担当者打ち合わせ

学会にご協力頂く先生方と打ち合わせ。お忙しい中協力いただき一同感謝にたえません。
しかし本当に学会始まるんですね。戦々恐々です

永平寺ツアー

さて、いよいよ学会が明日に迫っています。運営側としては設営などの準備もあり、気分は今日からというところで、本日は数々の物品を会場に搬入していく予定です。後一息、誰も倒れることなく終わってもらいたいと切に願うところです。
これまでも学会で行われるいろいろなイベントについて書いてきましたが、明日以降何をどのように更新できるかわからないので、締めくくりのつもりの一つ目の情報はこの永平寺ツアーです。以前にも紹介したことがありますが、学会最終日の28日午後から、無料の永平寺ツアーを用意しております。永平寺の座禅体験も含まれ、しかも学会終了後お帰りの皆様のために小松空港までお送りさせてもらうという至れり尽くせりなツアーです。幸いまだ若干空きがありますので、是非福井を離れる前にさっと福井観光をして帰ろうという人は参加していただけるとお得です。
ちなみに以前にもいったように私の個人的お勧めは恐竜博物館ですが。

たろう

2010年5月23日日曜日

第83回産業衛生学会まで後三日

さて、もうすぐ日付が変わると学会開催まで後二日です。実質全日から設営などが必要なため、もうさすがに学会に向けて教室全体で全精力を注ぎ込み、一気に学会期間を駆け抜けたいところです。
もっとも学会自体はその専門家が集まる学術的なイベントなので、専門家以外には縁がないことも多いのですが、学会の中でも一部は一般市民にも開放しております。本学会ではこの地域交流集会がそれで、テーマが「自殺予防」になっています。過重労働や不景気による負担などで人間が押しつぶされる世の中、自殺の問題についても見過ごすことはできません。様々な立場の先生方にそれぞれの専門分野での自殺予防対策を話していただくことで、包括的な自殺予防対策をみなさんにも考えていただけたら、と願っております。お時間の許す方は参加していただけると幸いです。

たろう

2010年5月22日土曜日

一般市民に対する石綿関連疾患スクリーニング(JGSARD研究)会議

現在福井大学医学部環境保健学教室内は第83回産業衛生学会のこと一色・・・のはずなのですが、国立がんセンター金子昌弘先生、帝京大学の江口研二教授の主導の下行われている一般市民に対する石綿関連疾患スクリーニング、略称JGSARD研究の会議があったため、東京へやってまいりました。当然その分、教室の皆様や私が指導している実習班の皆さんにしわ寄せが来るため恐縮です。
実に1万人近くの人に詳細な問診・レントゲン・低線量CTを行い、そのデータを蓄積しつつある当研究班は厚生労働省主体で行われていますが、環境省やその他のところからも注目されています。なかなかこれだけの規模で「一般市民」を対象に調査が行うことはなく、しかもテーマが世間的には若干ピークは過ぎたとはいえ、一時世間を騒がせた石綿関連の話であり、注目されない方がおかしいという気もします。
かつては石綿を職業的に扱っていた人たちのみが問題視されましたが、クボタ工場周辺の調査から、職業曝露だけでは片手落ちであることが明らかになって早数年たっています。実際にあちこちの建築物に使用され、工場で使用されていた石綿による「環境性」の曝露の実態について、何をどのように調べるのか。今の日本ではどのような調査が可能か、という意味で、一般市民対象にレントゲンに加えCTまで使用し、石綿性胸膜班の有無を調査しております。また政府予算の関係上とはいえ2年の時間をあけて(純粋に医学者としては10年、20年の時間をあけて調べたいのですが・・・)2回目の検査も行っており、これらのデータの解析も残っていますが、一応初回の検査結果について解析の概要が報告されました。この結果については久山先生(中国中央病院)が論文を作成中で、それが公表されるのを待ってください。
これら結果については逐次関連学会でも発表するのですが、今年度はIMIG2010(8月31日、9月1日)、日本肺がん学会(11月3日、4日)での発表が予定されています。そのうち日本肺がん学会での発表については光栄にも私が発表させていただくことになりました。しかし、抄録(発表内容の要約)の締め切りが5月25日。日本産業衛生学会直前のこの時期にこんなことを引き受けてくる私はいったい・・・。

たろう

2010年5月19日水曜日

2nd AIR Pneumo

まだ第83回産業衛生学会も終わっていないのですが、学会が終わればすべて終わるわけではなくこれからもいろいろと仕事は続いていきます。まぁその目前の学会でAIR Pneumoを宣伝すべくチラシを作ってみました。先日懇親会のポスターとかも作った流れで、なんか褒められたので調子に乗ってみただけですが。ということで第2回のAIR Pneumo(アジアじん肺読影医訓練コース)は12月にあります。場所は前回と同じタイの胸部疾患研究所で、定員がおそらく30名程度だと思います。希望者がいれば私のところまで連絡くださればいいのですが、最近のタイの情勢は不穏なニュースが流れているので若干開催に不安が残ります。思い起こせば前回の第1回AIR Pneumoのときも直前にスワンナプーム空港が占拠されていて開催が危ぶまれましたが、日ごろの行いのおかげであのときも無事開けました。きっと今年も大丈夫です。現地タイの人たちに送り迎えしてもらったりして、大分お世話になりましたが。ということで日本の方でもご希望があればご一報ください。

2010年5月12日水曜日

懇親会のポスター案あれこれ

いよいよ学会まで後二週間。いよいよ佳境です。そんな中、零細組織でもあるので学会で使用するポスターの一部は自前で準備しております。特に2-3枚あればいいような貼りものなんか自分たちで印刷した方が手っ取り早いし、安上がり。ということで学会当日にはる懇親会の宣伝ポスターを自作してみました。


とりあえず懇親会ですので「楽しく」をテーマに、楽しいものー・・・と考えたら、はい御覧の通り。白い部分は焼き鯖寿司の写真を入れるつもり・・・・だけど、いいのが手元にないので白紙(Webで落としてきたのを勝手にも使えませんし。)楽しそうだけど、なんか子供っぽいというか・・・小学校の運動会とかなんかそんな感じのポスターに仕上がっています。配色と背景柄の影響なんでしょうが・・・。一応背景これ「デニム」ってなってたんです。デニムといえばジーンズ。ジーンズといえば労働。産業衛生学会にぴったり・・・と思ってやったんですが・・・。でも女性陣には意外に好評でした。


それをちょっと背景とか手入れしてもう少し学会の雰囲気も出るようにしたのが第二稿。ぐっとしまって大人な感じです。まぁこれはこれでありかも。

でも(所詮素人がとった写真はいまいちなので)写真がないほうがいいという意見もありましたので、写真のないものも作ってみることに。是非、地酒を取りそろえたことが売りだから地酒の銘柄を全部入れて欲しい等の希望も入れて・・・・写真なしで楽しいとなると・・・・と思いながら作ったのが第3稿。結構楽しげにできたつもりですが・・・でもA1サイズに印刷するにはちょっと・・・・という気がします。

で、写真なしでインパクトあるのは無理でしょう、みたいにいわれたのもあって、作ってみたのが第4稿。わかっております、言われなくても作ってる間にこれはダメだというのは気づき・・・・いや構想段階からわかってたので余暇にやってました。完全に冗談で作った冗談稿です。第1稿に原点回帰してさらにそれを推し進めた、私の中の通称は幼稚園の遠足ポスター。
こういった変遷を経て出来上がったポスターははたして・・・・当日どうなっているかお楽しみに。
ちなみにさっき思いついた冗談稿その2はこれです。

たろう

2010年5月8日土曜日

2010年度実習初日(第19班)

昨日は医学科4年生の実習初日でした。私の担当班はレントゲンの読影実習ということで、じん肺のレントゲンを学生のみなさんに読影してもらうのですが、例年それほどきちんとしたレントゲンの読影については未修の時期なので、ほとんどゼロからのスタートのつもりで予定を考えています。本来レントゲンの読影については放射線科の先生にきちんとした講義をしてもらうのが良いのですが、そのためだけに御足労願うわけにもいきませんし、自前でレントゲン読影の基礎から初めています。ただ今年は諸般の事情から、初日のスケジュールがいっぱいいっぱいで、わずか3コマ(90分×3=270分)でレントゲン読影のいろはからじん肺の分類基準とその実践まで駆け抜けるというハードスケジュールでした。午前中9時から12時だけで総ページ数200ページのスライドショーの閲覧で、その中で座学の部分を全部終わらせ(レントゲン読影〜じん肺の分類基準まで)、正直話す私も疲れないわけではないんですが、これ聴き続けるのもかなり大変なはず。でも6人中2名はちゃんと最後までずっと聞いてくださいましたし、まぁ一番大事だと思われるレントゲン画像のところはみなさんだいたい見てくれてた感じでした。その後午後はじん肺の標準写真(計22枚)を見た後、最後に1例読影してもらうという一日で本当に多分おなかいっぱいだと思われます。
ちなみに教材は先日のILO/KOSHA WorkshopでのJ.E.Parker先生の内容、K.G.Hering先生の内容、先日解説したAIR Pneumoの内容などを活用しながら作らせていただきました。
ネタをいただいた先生方とともに、頑張ってお付き合いただいた我が実習班の学生たちにも感謝しております。

たろう

2010年5月1日土曜日

永平寺ツアーと地酒情報@第83回産業衛生学会

いよいよ迫ってきた第83回産業衛生学会。WebPageも様々に更新されて、永平寺ツアーの申し込みと懇親会における地酒祭の情報が公開されています。曹洞宗の本山として禅の体験もやっていたりして、福井観光の代表格の一つです。そもそも禅のお寺ですし、深山幽谷の中で心身ともに清浄に洗われながら修行をする場所ですので、厳粛な空気が常に漂っています。福井へ来たら訪れるべき場所の一つでしょう。他の場所だと東尋坊が候補地でしょうか。ちなみに私の一押しは福井県立恐竜博物館です。恐竜いいですよね、子どもの時に遊びに行ってたら大喜びしてたと思います。お子様連れなら是非どうぞ、というところですが、大人でも楽しめます。
で、もうひとつの更新の目玉が地酒祭。北陸甲信越の諸先生方にご協力いただき、厳選していただいた地酒の数々。どことなく他の情報に比べて気合いの入り方が違います。はてさて誰の趣味が反映されていることやら・・・。(教室員で酒好きなのは・・・・ほぼ全員だったり。)そんなわけで地酒祭も堪能していただきたいのですが、冷静に考えると、教室員は地酒祭、参加してる余裕なんかないんじゃないでしょうか。気合い入れても・・・自分の口には入らない・・・。まぁ皆さんに楽しんでもらえれば十分満足ですが。
ちなみに地酒祭、なぜか高知のお酒も入っております。これをみて「高知は北陸甲信越なんだ」と思うような方は、学会参加者にはいない・・・と信じております。しかし、世の中信じられない日本地図を頭に持っている方もおられるので、北陸甲信越に高知を入れる人もいるかもしれません。高知は北陸甲信越ではありません。高知大学の菅沼教授とのご縁で高知の地酒も入った次第ですので、お間違えのなきよう・・・

学会開催まであと25日

たろう