2010年11月27日土曜日

臨床研修指導医講習会

本日27日と明日28日の二日間、卒後臨床研修指導医講習会に参加している。ついこの間まで研修医だった気がするし、今でも自分のことを省みて指導にたるかといわれると自信はないが、いつの間にやら卒業してから・・・8年とか9年とか経ってしまっている。実際には今現在、臨床研修医を指導する機会はないのだが、これもいい機会だし、医学生の指導はしているのでそちらにも役に立つことがあるだろうと参加した。ちなみにディレクターは当福井大学の名物教授(?)の一人、寺澤秀一先生。そのディレクター寺澤先生を中心にその他タスクフォースの先生方、お世話をしてくださった事務の方々、そして聴衆としてお集まりの先生方も含めた協力のもと、こまかやかな細部への気配りで楽しい場を作ってくださっているのがよくわかり、まさに楽しさこそが大事なのだと思わせる時間であった。
しかしこの講習会、参加することで厚生労働省にも認められた証書が出るらしいのだが、そのためには参加者・講師の写真も撮影して証拠写真として提出しないといけないらしい。まぁ不正があるといけないのはわかるが、私個人的には、なんとなくお役所はいやだな、と思わせる対応だな。

2010年11月11日木曜日

2010年10月29日 講義資料追加~演習問題回答

前回の講義の時演習問題ということでいくつか問題をプリントに出させてもらったが、計算そのものは小学生レベルの問題なので、大学生にさせるのも失礼と思い割愛したが、回答を用意しないのも、これはまた失礼なことだし、学生さんたちより強い要望(?)があったので回答を用意しました。
人年法を使った有病率・罹患率・死亡率と、年齢による死亡率の標準化についての演習問題と、コホート研究と症例対照研究におけるリスクの評価についてです。



2010年11月12日1限 講義資料

2010年11月5日金曜日

第51回日本肺癌学会総会

昨日、一昨日と広島で行われた日本肺癌学会に参加してきました。共同演者である帝京大学江口先生と関先生を中心としたJGSARD研究のベースライン結果の発表です。実に9810名の一般住民に対して胸膜変化の所見を調査しているこの研究の最終結果は論文としての公表待ちですが、現時点での途中経過的な解析が中心となりました。居住歴・職業歴・胸膜プラーク(胸膜変化)の出現率についての解析結果でしたが、あまりにも多数の情報があるため、規定の発表時間5分の時間内では限界がありました。
さて、私の発表のことはともかく全体的なことですが、非常に多数の人が集まる中、意外に狭かった広島国際会議場、休日でもあった3日の昼前後はすごい人でした。広島といえば国際的にも有名な都市(のはず)だし、もっと大きい会場なんだと思っておりました。いや、こんな狭いところで最初から収まるわけ無いんじゃ、隣のつながってるあの建物とかも借りればいいのに・・・とか思ったら、その建物は平和記念資料館だそうで・・・・幼稚園児時代に訪れて以来二度と近づきたくない原爆資料館ですが、なんとなく記憶と違う気がします。でも近づきたくないし思い出したくもないので(怖いから)、中に入って確かめたりはしませんでした。
ということであまり広くなかった国際会議場の中に人がひしめきながら今回は主にCT検診関係を中心に見させていただきました。しかし裏でいくらでも聞きたいセッションがあって、特に中皮腫のセッションはあまり聞かなかったことを後悔しております。
そのほか、以前近畿中央胸部疾患センターでお世話になった先生方にもいくらかお会いでき、ご挨拶等できたこともよかったことです。