2010年5月8日土曜日

2010年度実習初日(第19班)

昨日は医学科4年生の実習初日でした。私の担当班はレントゲンの読影実習ということで、じん肺のレントゲンを学生のみなさんに読影してもらうのですが、例年それほどきちんとしたレントゲンの読影については未修の時期なので、ほとんどゼロからのスタートのつもりで予定を考えています。本来レントゲンの読影については放射線科の先生にきちんとした講義をしてもらうのが良いのですが、そのためだけに御足労願うわけにもいきませんし、自前でレントゲン読影の基礎から初めています。ただ今年は諸般の事情から、初日のスケジュールがいっぱいいっぱいで、わずか3コマ(90分×3=270分)でレントゲン読影のいろはからじん肺の分類基準とその実践まで駆け抜けるというハードスケジュールでした。午前中9時から12時だけで総ページ数200ページのスライドショーの閲覧で、その中で座学の部分を全部終わらせ(レントゲン読影〜じん肺の分類基準まで)、正直話す私も疲れないわけではないんですが、これ聴き続けるのもかなり大変なはず。でも6人中2名はちゃんと最後までずっと聞いてくださいましたし、まぁ一番大事だと思われるレントゲン画像のところはみなさんだいたい見てくれてた感じでした。その後午後はじん肺の標準写真(計22枚)を見た後、最後に1例読影してもらうという一日で本当に多分おなかいっぱいだと思われます。
ちなみに教材は先日のILO/KOSHA WorkshopでのJ.E.Parker先生の内容、K.G.Hering先生の内容、先日解説したAIR Pneumoの内容などを活用しながら作らせていただきました。
ネタをいただいた先生方とともに、頑張ってお付き合いただいた我が実習班の学生たちにも感謝しております。

たろう

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